ELN・LIMSとの違い

RandeftはELNやLIMSと置き換わる製品ではなく、試料と測定のデータを受け持つ製品です

研究開発の各過程で生まれるデータは性質が大きく異なり、それぞれに特化した製品があります。Randeftは、既存の製品では扱いにくかった試料の情報と測定の生データを整理します。

製品カテゴリごとの守備範囲

研究開発の工程(試料合成、測定、解析、報告)に沿って、ELN、従来型解析ソフト、ドキュメント管理、MI製品、LIMSの守備範囲と、Randeftが受け持つ試料と測定(装置A〜Dの測定結果)の範囲を示した図
既存のデータ関連製品とRandeftの関心領域の違い。青い枠がRandeftの守備範囲です(製品紹介資料より)。

各カテゴリの役割とRandeftとの関係

ELN電子実験ノート
主な役割
実験の計画、手順、観察、考察を記録します。
Randeftとの関係
Randeftは自由記述の記録を扱いません。試料の情報と測定結果の整理を担います。
併用の仕方
実験の経緯はELNに、試料と測定の生データはRandeftに残し、両方から同じ試料をたどれるようにする使い方ができます。
LIMSラボ情報管理システム
主な役割
分析依頼や検査の受付、進捗、結果を、決まった手順で大量に管理します。現状把握が主な目的です。
Randeftとの関係
Randeftは、研究開発の試行錯誤で生まれる、形式が定まらない試料と測定のデータを対象にします。
併用の仕方
定型の検査はLIMSで管理し、研究開発で生まれる多様な測定データはRandeftで整理する分担ができます。
解析ソフト装置付属の解析ソフト、汎用の解析ソフト
主な役割
装置ごとの測定データを解析し、グラフや数値を出します。
Randeftとの関係
Randeftは解析を行いません。解析の元になった生データと測定条件を、試料とひもづけて保存します。
併用の仕方
解析はこれまでどおりお使いのソフトで行い、生データと測定条件はRandeftで探せる状態にしておけます。
MI製品マテリアルズ・インフォマティクス、ベイズ最適化など
主な役割
蓄積したデータから、次に試す条件の候補を提案します。
Randeftとの関係
Randeftは、日常的な恩恵のためにデータを蓄積する場所として機能し、結果としてMIにすぐ使えるデータが貯まります。
併用の仕方
MIに取り組む前のデータ整備にも、MI製品を導入したあとのデータの受け皿にも使えます。
ファイルサーバー・ドキュメント管理
主な役割
ファイルをフォルダの階層で保存し、共有します。
Randeftとの関係
Randeftは、フォルダ構造の制約を受けない探索や共有を可能にし、情報探索の負担を大きく軽減します。
併用の仕方
報告書などの原本は従来通り管理し、Randeftには生データと一緒に文書を添付する運用が可能です。

試料と測定のデータに注目する理由

試料と測定のデータは、研究開発のデータの中で最も散らばりやすい一方で、最も活用の幅が広く、蓄積による効果が大きいデータです。フォルダとファイルで管理すると、決められた階層の切り口でしか探せず、ファイルを1つずつ開かないと中身がわかりません。Randeftは生データを一元管理し、試料から装置へ、装置から試料へと、さまざまな切り口で探せるようにします。

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